今回は前回の続きで最終話のデート編です。今回のお話だけを読んでも多分意味が分からないと思うので、よろしければ前回の街コン編だけでも読んでもらえると嬉しいです。
【デート編】生まれて初めて街コンに行ったらマッチングして次の日に遊びに行った話
街コン編で書き忘れたエピソード
これは完全に昨日書き忘れた話なんですが、街コンの最中にスタッフのお姉さんから、明日のイベントのお誘いを頂きました。本来5000円のイベントを3000円で参加できるとのことで、良かったらイベント終了後に声をかけて欲しいと言われていました。
イベント終了後は友人との話が盛り上がってしまい完全に忘れていたのですが、居酒屋を探す途中で思い出しました。
少し友人と話をした結果、街コンに来た主役の私がマッチングをしなかったので(目当ての女性と連絡先は交換しましたが)明日も参加しようと言うことになり、一度会場に戻り受付へ向かいました。
選択の余地がない2択を迫られる
受付に戻るとさっきのスタッフさんがいたので明日のイベントに参加したい旨を伝えました。するとどうやら明日は2つのイベントがあるようでどちらにするか尋ねられました。
- イベントA 20歳~30歳 男女とも特に条件無し
- イベントB 25歳~35歳 ぽっちゃり系の女性がメイン、男性は条件なし
思い返してみるとイベント中に話を聞いた際も「ぽっちゃり系の女性は好きですか?」みたいな事を言われていた気がします。多分、否定的な返答をしたはずですがあまり記憶にありません。
残念ながらぽっちゃり系は厳しいのでイベントAに参加することにしました。多分私の立場だったら100人中98人くらいは同じ選択をすると思います。
話を戻して公園で電話へ
ここからは前回からの続きです。連絡先を交換した女性(以下彼女)電話をするためにコンビニに寄ってお酒を買ってから近くの公園に来ました。(友人も一緒にいます)早速電話をかけたのですが、繋がらなくて3分後くらいに掛け直しで掛かってきました。
若干酔っていたので内容を厳密には覚えていないのですが、かなり好意的な感じで30分くらい他愛もない話をした後、明日遊べないかと提案がありました。凄く嬉しかったです。
夜は予定があるらしく、昼頃から遊びたいとのことでしたが、問題が発生します。私は明日のお昼の街コンに応募してしてしまっています。なんとしても時間をずらさなければなりません。
大変姑息ですが、明日は朝から仕事があることにして、街コンが終わるタイミングで会えないか、話を持ちかけました。ですが、頑なに昼から遊ぶことを譲ろうとはしません。別日にスケジュールしようとしても明日に執着します。これは困った。
暫く会話をしている中で、彼女にどうして明日の昼にこだわるのかを聞いてみると、言いづらそうに答えてくれました。話を聞いて私は嘘をついたことをとても後悔することになります。
どうやら彼女たまたまイベント後に忘れ物をしたことに気づいて会場に戻り、私と友人が明日のイベントの受付をするところを見ていたようです。連絡先を交換した後に一度会場を離れて明日のイベントに申し込んだことに酷くショックを受けていたようです。
明日の夜に予定が入っていることも、明日でないといけない理由も無いのですが、私が本当の事を言うか、嘘を付くのか、試してみたと悲しそうに笑いながら答えてくれました。
ショックに重ねるように私が嘘で塗り固めてしまったことで完全に信用を失ってしまいました。彼女も友人と来ていたのですが、「チャラい」「遊び人」との印象を持たれてしまったようで取り返しが尽きません。偶然と私の悪手が重なり最悪の結果となってしまいました。
取り急ぎ、一度会場を離れてから申し込んだことに計画性が無いこと、仕事と嘘を付いたことには誠意を持って謝り、表面上だけかも知れませんが、彼女は許してくれました。
当然、彼女とは終わりだと思って諦めていたのですが、「明日の街コンをキャンセルしてくれれば遊ぶ」とのことだったので、その場で友人にアイコンタクトで意思疎通を図り、キャンセルすることにして明日の昼に最寄り駅まで車で迎えに行くことを約束して電話を切りました。
嘘を付いた私が全て悪いのですが、罪悪感が半端無いわけです。
友人は不満を言わなかった
通話時間は2時間近かったのですが、その間ずっと友人は公園にいてくれました。
何故か常に英語でクライアントらしき人物と交渉をしていたのですが時間は深夜の1時です。すべり台の上に仁王立ちして英語でビジネストークしていたのがとてもシュールでした。
彼は金曜の夜と土曜日を私と遊ぶために2時間掛けて地元に帰ってきてくれたのですが、私は明日彼女と遊ぶ約束をしてしまったので、早朝にとんぼ返りをする羽目になってしまいました。
何一つ不満を言わないで笑顔で送り出してくれたので罪悪感のコンボによって私は死にそうでした。
いよいよデート開始
電話をして家に帰って寝たら既に3時くらいだったので、とりあえずすぐに寝て10時くらいに起きました。車で迎えに行くので起きて直ぐ洗車して、お風呂に入ってと大忙しです。
デート用の服なんて今まで持ってなかったんですが、1ヶ月ほど前に優秀な友人が買い物に付き合ってくれたので、見た目は割といい感じにキマっています。普段は外出する際もAmazonのロゴが入ったパーカーとかを着るレベルに私服のセンスは崩壊している私もこれで安心です。
昨日の電話で「ニンテンドースイッチがやりたい!」と言われていたのでとりあえずバッグに入れて出発です。ちなみにデートコースは何も思いつきませんでしたし、雨が降ってきたので洗車の意味がなくなりました。
待ち合わせ場所に到着
本来であれば車で40分もあれば間に合うのですが、高速道路が事故渋滞のため80分掛かってしまい、待ち合わせの20分前に付く予定が20分遅れで到着してしまい、序盤から不安がつきまとっています。(渋滞にハマったタイミングで連絡はしています)
コンビニで待ち合わせていたのですが、彼女はしっかり準備してきてくれたらしく綺麗でした。人生生きていれば良いこともありますね。
とりあえずご飯を食べるために近所のご飯屋さんと彼女の好みを聞いたのですが、家から殆ど出ることが無い上に、特に食べたいものもないとのことで候補が全く決まりませんでした。残念ながら私は下調べをしてきていない上に食べたいものがありません。
結局中学生レベルの脳みそしか持ち合わせていないので、近くのイオンに行くことになりました。
イオンで食事
イオンは素晴らしいですね。あんまり行ったことが無かったんですがフードコートもありますし、レストランが10個くらい入っています。レストランフロアを一通り回って、今回は和食のお店に入ることにしました。
私はマグロ丼(すき家のマグロ丼みたいなやつ)とお味噌汁のセット(900円くらい)を、彼女は〇〇御膳的なもの(1400円くらい)を注文したのですが、彼女の料理が8品くらいあって豪華なのに対してマグロ丼が1つしかない私の食事がシュールで面白かったです。
初回デートということもあって私がお会計をしたのですが、その時彼女が鞄から取り出した財布が小銭入れ(お札は畳んで入れてある)だったのが可愛かったのが印象的でした。
カラオケでニンテンドースイッチ
食事を食べるまでは引きこもりでもなんとかエスコート出来たのですが、その先は未知の領域です。私は外で遊ぶ候補としてカラオケ、ボーリング、ダーツ、ゲーセンくらいしか思いつきません。残念なことに彼女も家で遊ぶことが多いようでこの先のデートプランが全く思いつきませんでした。
とりあえずニンテンドースイッチを持ってきているので、カラオケボックスに行ってスイッチで遊ぶことにしました。26歳と29歳のカップルなのにこんな中学生みたいなことをすることになるとは思っていませんでしたが仕方ありません。
カラオケボックスに到着したのでゲームを初めたいのですが、私のスイッチにはマリオオデッセイしか入っていません。なので彼女にやりたいゲームを選んでもらいダウンロードすることにしました。
ニンテンドーショップの人気ゲームを見ていると色々面白そうなゲームがありますが、ドンキーコングがやりたいとのことで、私もやりたかったのでクレジットカードで購入します。ちなみに6000円くらいでした。
ここで問題発生です。ダウンロードするためにスマホをテザリングでつないだのですが、電波があまり入らず一向にダウンロードが進みません。完了予想時間は18時間なので諦めるしかありません。バイバイドンキーコング。
仕方がないので唯一入ってるマリオオデッセイで遊ぶことにしました。カラオケボックスなので歌うという選択肢もあるはずなのですが、彼女が頑なに歌いたくないとのことだったので今回はマリオ一本勝負で遊びました。
結局3時間くらい遊んで3ステージくらいクリアしたところで一段落してカラオケボックスを出ることにしました。マリオオデッセイはクソオブクソゲーだと思っていましたが二人で遊ぶと結構新鮮で思ったより楽しかったです。ちなみに彼女がマリオで僕はマリオの帽子役でした。
デート終わり
カラオケボックスを出た頃、時間は18時くらいで彼女も予定が空いていたのでまだまだ遊べる時間だったのですが、10分くらい考えた挙げ句次に行く場所が思いつか無かったので駅まで送ることにしました。最初のデートは早めに終わるというのもありだと自分に言い聞かせています。
彼女は駅まで電動自転車で来ていたようで、興味があったので最後に少し乗せてもらいました。想像以上に快適だったので家から駅までの通勤で使おうかと本気で現在検討しています。
かなり久しぶりのデートで反省点は数え切れないくらい出てきていますが、彼女も楽しかったと言ってくれて私も楽しかったので今回のデートは大成功です。
振り返ってみる
街コンに行ってまさか次の日に遊びに行く急展開になるとは当然思っていなかったわけですが、一歩を踏み出して行動してみて良かったなと今では思っています。
次のレポートはどうなるか分かりませんが、反響があれば続編を書きたいと思っています。
長文となりましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。
よろしければ準備編と街コン編も合わせてお読み下さい。